分煙対策に対する意識調査
先程も記載しましたが、これからどんどん喫煙できる場所が減っていくことになりますが、やはり日本ではまだまだ喫煙者は世界に比べて多いので、いわゆる「タバコ難民」といった人が増えることになるでしょう。そこで、自分の働く会社・オフィスでの分煙対策について独自にアンケート調査を行いました。
調査の結果、「分煙対策が必要だと思う」方が80%、「分煙対策の必要性を感じない」方が20%となりました。8割の方が分煙対策が必要であると考えているようです。
普段喫煙している人が喫煙できない環境にいるとストレスなどで業務効率が著しく落ちる可能性があるのでしょう。そうなってしまうと困るので、とりあえず分煙対策が必要と考える人も多そうですね。
続いて「分煙対策が必要である」と答えた人に、具体的に対策してみたい内容について聞いてみました。
結果として以下の回答が挙げられました。
- 喫煙ルームのリフォーム
- 簡易的な喫煙ブースの設置
- 屋外への喫煙スペースの設置
- その他
割合として一番多かったのは「屋外への喫煙スペースの設置」でした。やはり屋内では匂いや煙がこもってしまう可能性があることや、非喫煙者のことも考えると屋外がいいのでしょうか。
自社ビルであったり会社の敷地内であれば問題ないのでしょうが、ビルのワンフロアで契約しているオフィスの場合は自社だけで決められない問題になってくるのでなかなか難しそうですね。他には「簡易的な喫煙ブースの設置」や「喫煙ルームのリフォーム」がありました。
この内容であれば社内で検討される可能性も高そうですね。このあとに紹介する業者でもいろいろな大きさに対応できる「喫煙ブース」があるようです。
喫煙ブースの『事前知識』
まずはパッケージ型喫煙ブースと喫煙ブース(喫煙室)の違いについてご紹介させていただきたいと思います。
①パッケージ型喫煙ブース
タバコの煙の処理方法・・ダクトへの接続工事を必要とせず、フィルターにてタバコの有害物質や匂いを除去しそのまま室内に排気。
ブースサイズ・・・・・・あらかじめ決められたサイズが用意されており、設置場所や喫煙人数等によりブースサイズを決める
※従ってパッケージ型喫煙ブースは換気設備も必要なくどこにでも設置が可能です。
②喫煙ブース(喫煙室)
タバコの煙の処理方法・・換気設備、ダクト等によりタバコの煙を屋外に排気するためコストもかかり施工も大がかり
ブースサイズ・・・・・・換気設備工事が可能であれば、パーテーションで様々なサイズの施工が可能
大まかに違いをまとめると上記のような形になりました。もっと詳しく知りたい方はランキング下の詳細文をご覧ください。
こうしてみるとパッケージ型喫煙ブースの方が使い勝手が良く、私としては取り入れてみたいと感じました。
費用について詳しくなる
これからパッケージ型の喫煙ブースを設けたいならば、その料金について知っておくべきです。例えば、パッケージ型の喫煙ブースを利用する際にはまず着工金がかかってきます。
この額はかなりケース・バイ・ケースですが、平均は10万円程度です。この着工金は全くかからないパッケージ型喫煙ブース業者もあります。
他にもパッケージ型の喫煙ブースを設置する際には工事が必要になることもあります。屋内タイプの場合にはオフィスを改築する必要性があることも。
他にパッケージ型の喫煙ブースの組み立て費用もあります。組み立てには数日かかることもありこうした費用もしっかりと見積もってもらいたいところです。
更に組み立てが終わった後には成功報酬などが生じることもあります。こうした費用も見積もり時に計算してもらうと良いでしょう。
このように費用がかなりいろいろかかるものの、他にもフィルター代金やメンテナンス費用などのランニング費用もかかります。諸々でかかってくるのは100万円程度ですが、小さなパッケージ型の喫煙ブースであれば安く済ませられることも。
これもパッケージ型の喫煙ブースの種類によって変わります。
…続きを読む
ポン
- パッケージ型の喫煙ブースを設置する場合、平均10万円程度のコストがかかる
- オフィスの改築など工事や組み立て費用が必要になることもある
- 他にもフィルター代金やメンテナンス費用など諸々でかかるのは100万円程度
- 設置するブースの種類によってコストは変わる
公式サイトで本体価格を確認
適切な製品を導入できれば、タバコを吸う方と吸わない方の両方を満足させられます。もしも、その便利な製品が欲しいと考えたのなら、提供してくれるサービス会社の公式サイトを訪れて、本体価格を確かめてみましょう。
少人数対応の製品なら100万円以下で購入できますが、ある程度の人数が同時に利用できるものは、大型になるので150万円を軽く超える場合が多いです。また、サービス会社によっては、問い合わせなければ、価格を知ることができない場合もあるので注意しましょう。
不親切に感じるかもしれませんが、本体価格以外にも費用がかかるので、一概に料金を提示できないのも理解できるはずです。そのようなサービス会社の製品の価格を知りたい場合、問い合わせ窓口が用意されているので、そちらからまずは相談してみましょう。
また、公式ウェブサイトで本体価格を確かめても、そこにプラスして、設置や運搬などのさまざまな工賃が発生すると考えたほうがよいです。なお、導入するのなら、初期費用だけではなく、運用するための費用もきちんと把握しましょう。
例えば、換気扇や照明が付いているタイプの製品を利用するのならば、毎月電気代がかかります。そして、換気扇にフィルターを装着する必要があるなら、定期的に交換する必要があるので、その費用もかかります。
もちろん、運用費用も購入前に教えてもらえるため、月々のコストも考えた上で、最適な製品を導入しましょう。
…続きを読む
ポン
- 少人数対応の製品なら100万円以下で購入可能
- 複数人が同時に利用できるような大型のものは150万円を軽く超える場合が多い
- 本体価格以外にも費用がかかるので、一概に料金を提示できない
- 問い合わせ窓口で詳細を確認しよう
健康増進法とは?
健康増進法とは、国民の健康維持と現代病の予防を目的とした法律です。ここでの意味を簡潔にまとめると、煙草を吸わない人を守る法律ということです。
■ 「望まない受動喫煙」をなくす
喫煙することで起こりやすくなる病気だけでなく、喫煙時に発生する煙「副流煙」でも健康被害が起きると考えられています。自分が望んで喫煙しているのならまだしも、煙草を吸いたくない、煙草の煙を嫌悪しているのに周囲の副流煙を吸わされるのは、不本意ですよね。
煙草を吸っている人が吸う主流煙は燃焼温度の高い部分で発生し、煙草の内部やフィルターを通過するのに比較して、副流煙は燃焼温度が低いため、主流煙と比較して有害物質が高い濃度で含まれているのです。望んで喫煙していないのに、喫煙者と比較して高濃度の副流煙を吸うことになるなんて、煙草を吸わない人からしたら迷惑になります。
■ 受動喫煙による健康被害が大きい子供、患者等に配慮
家の屋内で煙草を吸っていても、子供が生まれた途端にベランダに追いやられたという方も多いのではないでしょか。私も、娘が生まれてからというものベランダです。
可愛い娘のため、家では寒いベランダでの喫煙も我慢できますが、外出時はどうでしょうか。外で食事をしているときに子供連れの方は、近くの席で煙草を吸っている客がいないか大変気になると思います。
煙草の煙には数千種類の化学物質が含まれていて、そのうち発がん性物質は約60種類あるといわれています。成人と比較して子供や病気を患っている人など、身体的に影響を受けやすい人には、更なる配慮が必要です。
■ 施設の種類・場所ごとに対策を実施する
受動喫煙をなくすために、施設や場所に応じて対策をすることです。ここでいう対策とは、禁煙にするか若しくは喫煙場所やパッケージ型喫煙ブースを設置するということになります。
具体的に、学校・病院・児童福祉施設等・行政機関・交通機関(バス・タクシー航空機)の場合、施設内は禁煙になります。屋外で受動喫煙を防止する必要な措置がとられた場所に、パッケージ型喫煙ブースなどの喫煙場所を設置した場合は、その中でのみ喫煙することが出来ます。
それ以外の会社などの多数の人が利用する場所では、原則室内は禁煙です。ただし、パッケージ型喫煙ブースなどの喫煙専用室などを設置した場合のみ喫煙することが可能になります。
■ 飲食店はどうなる?
飲食店の場合、原則室内は禁煙です。(客面積100㎡以下、資本金5千万円以下は、規制対象外)但し、国の基準は上記でありますが、東京都の基準は従業員が1名でも居たら禁煙もしくは喫煙室の設置となり上記国の基準は該当しません。
国の基準ではパッケージ型喫煙ブースなどの喫煙室・指定たばこ専用喫煙室を設置した場合にその喫煙ブース等の中のみで喫煙することが出来ます。都道府県によって違いはありますが、ほとんどの飲食店が対象になるイメージです。
食事に行き、煙草を吸わない方、小さなお子さんを連れている方は副流煙が気になると思います。喫煙者も落ち着いて一服しようとして飲食店に入る、灰皿がおいてあるので煙草を吸っても禁煙席でもないのに、周囲から煙たい迷惑そうな顔をされても辛いものがありますね。
ポン
- 健康増進法とは、国民の健康維持と現代病の予防を目的とした法律のことで煙草を吸わない人を守る目的も含まれる
- 非喫煙者の望まない受動喫煙をなくすための法律でもある
- 受動喫煙の影響を受けやすい子どもや患者に配慮している
- 受動喫煙をなくすために施設の種類・場所ごとに最適な対策の実施が求められている
- 飲食店は原則室内は禁煙だが、専用のスペースを設ければ喫煙可能
煙草を吸わない人を守る2つの方法
では、煙草を吸わない人を守る方法は、何でしょうか。私は2つあると思います。
■ 完全禁煙
1つ目は、敷地内を完全禁煙にしてしまうのです。これなら、費用は0円です。もし今、敷地内に喫煙所があるのなら撤廃してしまえば良いのです。
しかし、喫煙者の権利もあります。それに実際問題、現在習慣的に喫煙している人は、成年人口の17.7%になります。
さらに細かく分析してみると、男性は29.4%で女性は7.2%となっています。
参照:厚生労働省国民健康栄養調査
これだけの人の存在を無視して、完全禁煙にするのは非現実的だと思いました。
■ パッケージ型喫煙ブースを設置する
2つ目の方法は、パッケージ型喫煙ブースを設置することです。健康増進法の中にも度々登場する、「喫煙専用室などを設置した場合のみ喫煙することが可能」の文章のように、この喫煙専用室=パッケージ型喫煙ブースを設置するのは、どうでしょうか。
喫煙スペースを他のスペースと区分けして、個室化する方法です。煙やニオイが喫煙スペースにこもり溜まってしまったり、非喫煙スペースに漏れたりしないように注意が必要です。
吸気口や排気口など一定の気流が確保できる換気設備が必要となります。確かに設置するのには費用がかかりますが。
煙草を吸う人、煙草を吸わない人の権利や心情を比較して、どちらか一方を優遇するのではなく、両者が共存できるのが一番だと思いますし、そのために多少の費用は仕方ないことだと思いました。
ポン
- 完全禁煙にする
- パッケージ型喫煙ブースを設置する
- 喫煙者/非喫煙者のどちらか一方を優遇するのではなく、両者が共存できる方法がベスト
喫煙ブース設置に助成金補助金サポートを活用
パッケージ型喫煙ブースを設置するにあたり費用がかかりますが、国の厚生労働省受動喫煙防止対策助成金、または各自治体の分煙環境整備補助金を使うことが出来ます。
・助成対象 全国の中小企業事業主
・助成率 助成対象経費の1/2(飲食店は2/3)
・助成金上限 1,000,000円
■ 助成対象として認められるもの
- 電気工事、建築工事、配管工事等に係る人件費、材料費、運搬費、設計費(設計管理料含)、管理費
- 喫煙可能区域と非喫煙区域を隔てるためのパーテーション、ドア、カーテン
- 換気装置、空気清浄装置、人感センサー
- 照明機器
- 消防法等の法令で設置が義務づけられている機械装置
- 灰皿、出入口に取り付けるのれん(備品は喫煙室等に据え付けて使用する物に限る)
- 建築基準法、消防法などの他法令で義務付けられている手続きに係る費用
(※手数料を含む。なお、人件費、旅費などについては実費に限る)
■ 助成対象として認められないもの
- デザイン料
- 助成金の申請書や見積もり作成のための費用(事前調査費用含む)
- 申請の代行のための費用(社会保険労務士等への報酬等)
- 喫煙可能区域内を区切るためのパーテーション、ドア、エアカーテン
(※受動喫煙防止対策の効果に寄与するものは助成対象となりうる)
- 消耗品(機械装置等の購入時に付属している物を除く)
- 映像機器、音響機器、絵画、観葉植物、本棚
- 机、椅子(固定式も助成対象外)
- 喫煙室の出入口前に設ける部屋(いわゆる前部屋)に係る費用
- 土地の取得に係る費用
■ 特別に必要と認められる場合に限り、助成対象と認められうるもの
- 建築の増設費用(喫煙室等の設置のために建物の増設が必要な場合に限る)
- 既存施設の解体、移設にかかる経費
- 建物と屋外喫煙所をつなぐ渡り廊下
- 空気調和設備(エアコン等)
- 用件の確認のための測定の費用
(※構成労働省が実施する委託事業で貸与を受けられなかったなど、特段配慮すべき事情がある場合に限る)
助成金についての詳細はこちらをご覧ください。
参考:厚生労働省 「受動喫煙防止対策助成金」のご案内
従来からの喫煙スペースの比較ポイント
屋内排気型
煙を浄化してからブース外の屋内へ循環させる喫煙ブース
屋外排気型
換気扇やダクトを通じて屋外に排出する喫煙ブース
煙草を吸う人も吸わない人も気持ち良く過ごせる喫煙スペースが必要です。従来からある屋内喫煙スペース、屋外喫煙スペース、2つについて比較しながらご紹介します。
■ 屋内喫煙スペースと屋外喫煙スペースの違いって?
建物の外に設置されている喫煙スペースが屋外喫煙スペースと思われがちですが、実際は、建物の中に喫煙スペースが設置されていても屋外喫煙スペースとなる場合もあります。私も今回、パッケージ型喫煙ブースについて調べていく中で初めて知りました。
屋内喫煙スペースと屋外喫煙スペースの定義は、以下のように厚生労働省で定められています。
出入り口等の主たる開口面が屋内の非喫煙区域に面している場合は喫煙室に該当し、同開口面が屋外の非喫煙区域にのみ面している場合は屋外喫煙所に該当する。
ややこしい定義ですが、ポイントは建物ではなく出入口が外に面していれば屋内でも屋外喫煙スペースになるということです。屋内に喫煙スペースを設置場合は出入口の位置を確認することが必要になるのですね。
■ 屋内喫煙スペースのポイント
国が推奨する健康増進法に適合する屋内喫煙所の基準は、受動喫煙を妨げる仕様になっていることが必要です。
- 入り口における室外から室内への風毒が0.2m/秒以上である
- 壁、天井によって区画されていること
- 煙草の煙が屋外に廃棄されていること
煙草の煙が喫煙スペースから漏れてしまっては意味がありませんよね。屋内喫煙スペースの場合、自社ビルなどなら問題ないのでしょうが、他の喫煙スペースと比較して賃貸の場合等は、デメリットがあります。
壁や天井に煙が漏れないため新たに区切りを作ったとしても、退出する際には、壁などを撤去し原状回復工事を行わなければならない場合もあります。
■ 屋外喫煙スペースのポイント
屋外型喫煙スペースにも大きく分けると種類があります。屋内喫煙スペースと屋外喫煙スペースの違いをご説明したように入り口の位置で変わってきます。
出入口が非喫煙スペースに面しているつくりの場合は、屋内喫煙スペースでも屋外喫煙スペースとしての扱いとなるので、デメリットは屋内喫煙スペースと同じことが言えると思います。また、敷地内で外に多くの屋根と壁で完全に囲われた喫煙スペースを設置する方法もあります。
完全に孤立し壁と屋根にしっかりと囲まれているため、屋内喫煙スペースと比較した場合、気流の流れの影響が少ないので、煙草の煙が漏洩しにくいというメリットがあります。といっても、設置する場所によっては煙草の煙が建物内に流れ込んでくるというデメリットもあります。
建物の反対側に設置するのが良さそうです。
ポン
- 建物の中に喫煙スペースが設置されていても屋外喫煙スペースとなるケースがある
- 出入口が外に面していれば屋内でも屋外喫煙スペースになる
- 屋内喫煙スペースは受動喫煙を妨げる仕様になっていることが重要
- 敷地内で外に多くの屋根と壁で完全に囲った喫煙スペースを設置する方法もある
- 完全に囲うと煙が漏えいしにくいメリットがあるが、設置する場所によって煙が建物内に流れ込んでくるデメリットもある
分煙対策に有効な設備
分煙対策を進めるためには、タバコの煙や臭いを効果的に管理できる設備が重要です。以下では、効果的な分煙対策として導入されることが多い設備について紹介します。
脱臭機
脱臭機とは、タバコの臭いを脱臭する目的で導入されます。とくに、スペースが少ない喫煙所や換気が充分にできない喫煙所では、脱臭機の導入がおすすめです。
喫煙所とはいっても、常にタバコの匂いが充満しているのは気持ちのいいものではありません。タバコの臭いがきついと利用者が感じる前に、脱臭機の導入を検討してみましょう。
換気扇
分煙対策として喫煙所を作る場合は、換気扇を導入しなければいけません。換気扇は、タバコの煙や臭いを喫煙所の外に出すための設備です。
喫煙所の換気扇は、遠心ファン・換気扇・天井扇・ラインファンなどが採用されます。換気扇は、喫煙所のスペースなどによって導入する製品を選択する必要があります。
また、換気扇は大きめのものを設置しておくのがおすすめです。大きめの換気扇を導入しておくことで、効率的に喫煙所内を換気できるでしょう。
パーテーション
屋外の喫煙所であれば、パーテーションの利用もおすすめです。パーテーションであれば、スペースや環境に合わせて自由に喫煙スペースを作ることができるでしょう。
また、移動式パーテーションであれば、喫煙所の場所を必要に応じて変更できます。喫煙所用のパーテーションは、自分で組み立てることもできるので、用途や必要性に合わせて選ぶのがおすすめです。
分煙機器
分煙機器とは、排煙機器と共に使用される設備です。スタンド式の商品やカウンター式の商品など用途やスペースによって、多種多様な分煙機器を選択できます。
分煙機器は、喫煙者が分煙機器の近くでタバコを吸うことにより、煙を吸い取ってくれる機器です。喫煙所を作る場合には、分煙機器を導入してタバコの煙をなるべく排煙するのがおすすめです。
カウンタータイプの分煙機器であれば、利用者がタバコを吸うときのテーブル代わりとして使用できるでしょう。
喫煙ブース
喫煙ブースとは、公衆電話ボックスのような形をした喫煙スペースです。喫煙所を設置するスペースが少ないオフィスやビルなどにおすすめです。
喫煙ブースは、必要に応じて一人用と多人数用が選べるので、予算や利用人数などによって導入する喫煙ブースを選びましょう。喫煙ブースは、購入だけではなくレンタルでの利用も可能なので、試しに喫煙スペースを作りたい場合にもおすすめです。
空気清浄機
喫煙所には、空気清浄機の導入もおすすめです。空気清浄機を喫煙所に設置することで、タバコの嫌な臭いをキレイな空気に生まれ変わらせることができるでしょう。
喫煙所内に空気清浄機を設置する場合には、喫煙所専用の空気清浄機がおすすめです。とくに、スペースが少ない喫煙所や、個室ではない喫煙スペースには空気清浄機を設置するとよいでしょう。
ただし、分煙機器や脱臭機と同様に、定期的なメンテナンスが必要なので注意が必要です。
ポン
- スペースが少ない喫煙所はとくに脱臭機の導入がおすすめ
- 換気扇は大きめのものを設置しておく
- 屋外の喫煙所であれば、パーテーションの利用もよい
- 煙を吸い取る分煙機器の導入がおすすめ
- 喫煙ブースは、購入だけではなくレンタルでの利用も可能
- 喫煙所専用の空気清浄機がおすすめ
喫煙ブースの設置条件
喫煙ブースの設置にはいくつかの重要な条件があります。まず、ブース内での煙が外部に漏れないようにするため、適切な換気システムの導入が不可欠です。
換気システムは空気を清浄化するためのフィルターを備えたものが望ましく、常に清潔に保つことが求められます。また、設置場所は非喫煙者が頻繁に通る場所から離れている必要があり、受動喫煙を防ぐための配慮が重要です。
また、喫煙ブース内には防火対策が施されていることが必須で、耐火性のある素材の使用や火災警報器の設置が推奨されます。これにより火災発生時に迅速な対応が可能となり、安全性が確保されます。
ブースのサイズは、利用者が快適に使用できるよう、ゆとりのあるスペースが求められます。これにより、混雑を避け、利用者の満足度を高めることができます。さらに、ブース内の照明や清掃の頻度を適切に保つことで、清潔な環境を維持し、利用者が安心して使用することができます。
最後に、喫煙ブースの設置に際しては、各自治体や地域の法的な規制を遵守することが不可欠です。規制の確認や必要な許可の取得が必要であり、設置後も定期的に点検を行い、法律の変更に対応することが求められます。
注目を集めているパッケージ型喫煙ブース
私が会社で設置をしようと考えているのが、現在注目を集めているパッケージ型喫煙ブースです。屋内喫煙スペースを設置するにしても壁や天井の工事の問題がありますし、休憩中に煙草を吸いにいく従業員のことを考えると建物を出て敷地の端で・・・という屋外喫煙スペースも考えにくく頭を抱えていました。
パッケージ型喫煙ブースは、その名の通り喫煙スペースがひとまとめにされています。屋内にポンと、完全な喫煙所を入れ込むイメージです。
壁や天井に手を加える必要がない、煙草の煙の処理で必要なダクト工事、設備工事が不要というのが屋内喫煙スペースと比較した際の大きな違いです。一度に何人の喫煙者がパッケージ型喫煙ブースを利用するかで、設置するパッケージ型喫煙ブースの大きさは変わってくると思いますが、0.5坪から設置可能なパッケージ型喫煙ブースもあるようです。
設備工事が不要、小さなスペースでも設置できる、煙草の煙、ニオイの流出を抑えられるなら、パッケージ型喫煙ブースは、これからますます注目を浴びることになるでしょう。
ポン
- パッケージ型喫煙ブースは屋内に完全な喫煙所を入れ込める
- 壁や天井に工事しなくて済むので原状回復工事も不要
- 0.5坪から設置可能なパッケージ型喫煙ブースもある
喫煙ブースを設置する際の注意点
なお、喫煙ブースを屋内に設置するにあたり、いくつかの注意点があります。喫煙自体が非常にマナーを問われる行為であるため、トラブルなく喫煙できるよう、それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
■ 設置場所の選定
まず、設置場所の選定に気をつけましょう。喫煙ブースは、非喫煙者や歩行者が頻繁に通る場所からは離れた場所に設置することが推奨されており、喫煙ブースの周囲に煙が漏れ出さないよう、密閉性の高い構造にすることが求められます。
これに加えて、換気システムの設計も重視しなくてはなりません。効率的な換気システムが設置されていないと、ブース内に煙がこもり、利用者にとっても不快な環境となってしまいます。そのため、喫煙ブースには高性能な換気装置を設け、ブース内の空気を迅速に交換できる環境にすることが望ましいでしょう。
■ 防火対策
さらに、喫煙ブースの防火対策も極めて重要なポイントです。喫煙により火災が発生するリスクを最小限に抑えるために、ブース内の建材には防火性の高い素材を使用することが推奨されるためです。
たとえば、防火性のあるガラスや金属パネルを使用することで、火災リスクを低減することができるでしょう。また、万が一の火災に備えて、消火器やスプリンクラーなどの消火設備を設置することも必要です。さらに、喫煙者が火を扱う場面が多いため、ブース内には火気厳禁の表示を明確にし、喫煙後の火の始末を徹底させなければなりません。
■ 衛生管理
加えて、喫煙ブースの衛生管理も忘れてはなりません。喫煙ブースは、利用者が頻繁に出入りする場所であるため、清潔な環境を保つことが求められます。たとえば、床材や壁材には汚れがつきにくく、清掃が容易な素材を選ぶようにしましょう。
また、定期的な清掃を行うことで、臭いの蓄積を防ぎ、快適な利用環境を維持することができます。
さらに、喫煙ブース内には灰皿が設置されるため、灰や吸い殻が散乱しないよう、灰皿の容量や形状にもなるべく配慮してください。満杯にならないように定期的に灰皿を交換し、清掃を行うことが望ましいでしょう。
■ デザイン・レイアウト
喫煙ブースのデザインやレイアウトにも、注意を払わなければなりません。利用者が快適に過ごせるよう、広さや座席の配置に工夫を凝らすことで、利用者同士のトラブルを防ぐことができます。
また、喫煙ブースの外観も、施設全体のデザインに調和するように設計することで、施設全体のイメージアップにもつながるでしょう。たとえば、自然素材を使用したデザインや、モダンなスタイルを取り入れることで、喫煙ブースが施設の一部として美しく調和することが可能です。
■ 法律や条例に従って設置する
喫煙ブースは、法律や地域の条例に従って設置しなくてはなりません。
日本国内では、喫煙に関する規制が年々厳しくなっており、公共施設や商業施設では特に厳しい基準が設けられています。これらの規制に適合した設置を行わないと、罰則を受ける可能性がありますので、事前に関係機関と協議を行い、必要な許可を取得することが重要です。
たとえば東京都では、令和2年4月1日より全面施行されることとなった健康増進法、ならびに東京都受動喫煙防止条例により、屋内は原則禁煙となりました。また、屋内外問わず喫煙可能な場所であっても、義務的に喫煙時は周囲に配慮しなくてはなりません。
屋内の場合、基準をクリアしている喫煙室以外では禁煙となります。喫煙室を設置している施設は、入口に標識が掲示されており、禁煙の飲食店も同様です(※制度上は施設によって、設置できない喫煙室もある)。
また、喫煙ブースのサイズや設備内容についても、法律や条例で定められている場合がありますので、これらに注意して設計を行うことが求められるでしょう。
■ 違反した場合は行政処分も
喫煙に関連する条例や法律に違反した場合、行政処分や罰則が科されることがあります。具体的な処分や罰則の内容は、違反の内容や地域によって異なりますが、以下に一般的な処分例を挙げます。
① 過料や罰金の支払い
喫煙禁止区域での喫煙や、適切な喫煙ブースを設置しなかった場合など、条例違反が確認されると、過料や罰金が科されることがあります。金額は地域や違反の程度によって異なりますが、数千円から数十万円に達することも。
たとえば東京都の受動喫煙防止条例では、違反者に対して5万円以下の違反金を課しています。
② 指導・勧告
初回の違反や軽微な違反の場合、行政から指導や勧告が行われることがあります。これには、違反行為の是正や改善を求められる内容が含まれます。改善が見られない場合、さらなる厳しい処分が行われる可能性もあるので注意しましょう。
③ 営業停止や使用停止命令
喫煙ブースを設置している施設が、繰り返し違反を行った場合や、重大な違反があった場合には、施設の一部または全体の営業停止や使用停止命令が発せられることがあります。これは、特に飲食店や公共施設での違反が深刻な場合に適用されるケースが多く見られます。
④ 公表
違反が重大であり、かつ改善の意思が見られない場合、行政が違反事実を公表することがあります。これにより、施設や企業の社会的信用が失われる可能性があり、営業に大きな影響を及ぼすことがあります。
⑤ 刑事罰
極端な例として、法律違反が重篤である場合や、行政処分を無視し続ける場合、刑事罰が科されることもあります。これは罰金刑に加えて、場合によっては懲役刑が科されることもあります。
これらの処分や罰則は、喫煙に関する法律や条例の厳守を促進するための手段です。特に、健康増進法や地域の受動喫煙防止条例などは、公共の健康を守るために強力な規制を設けており、これらを無視すると深刻な処分を受けることになるでしょう。施設の運営者や企業は、これらの規制をしっかりと理解し、遵守することで、行政処分を避け、利用者や従業員の健康を守ることが求められるでしょう。
ポン
- 喫煙ブースは火災リスク対策が重要項目となる
- 喫煙者にとって快適で居心地のいい環境にすることも重要
- 法律や条例もあり、違反者には罰金の催促や営業停止処分が下ることも
喫煙ブースの選び方
喫煙ブースにはさまざまな種類が存在するため、選ぶときは目的や用途に合ったものをしっかり選ぶ必要があります。ここでは、喫煙ブースの選び方を紹介するので、迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
■導入しやすさ
喫煙ブースによってどれくらい簡単に導入できるのかという部分には違いが存在するため、導入方法はどのようになるのかのチェックは欠かせません。できるだけ早く導入したいと考えているのであれば、なるべく導入しやすいブースを選ぶのが大切です。
導入方法の詳細に関しては、一般的にはメーカーのホームページや資料などに記載されているものをチェックしてみてください。適切な喫煙ブースを選ぶことができれば、負担なく喫煙ブースを利用し始めることができるようになるはずです。
■価格
価格設定も喫煙ブースごとに大きな違いがあるので、慎重に見極めたうえで選ぶことが大切です。注意しなければいけないのは、本体価格に加えて設置のためにも費用が掛かるというのが基本的なパターンとなっている点です。費用を抑えたいのであれば、そうした設置費用についてもよく見ておかなければいけません。
レンタルに対応しているメーカーもあるため、必要に応じてレンタルという選択肢を取るのもおすすめの導入方法のひとつです。予算などを踏まえて、もっとも合った形での導入を目指しましょう。
■サイズ
設置予定のスペースに問題なく設置できるサイズかどうかというのも非常に重要です。豊富なサイズを展開しているメーカーもありますが、限られたサイズのものしか存在しないケースもあるため、後になって困ってしまわないようにサイズの確認も忘れないようにしましょう。
■性能
喫煙ブースの目的としてとても大きいのは喫煙者と非喫煙者がお互い気持ちよく過ごせるようにすることなので、その目的の実現のためには性能にもこだわらなければいけません。長く利用していてもあまりたばこの臭いが残ったりすることがないような、優れた性能を持つ喫煙ブースを探してみるとよいでしょう。
ポン
- 導入しやすさや価格に要注目
- サイズや性能も非常に重要
パッケージ型喫煙ブースを設置するなら
パッケージ型喫煙ブースの設置や、分煙キャビンを考えた際、どの業者に依頼しようか悩みますよね。選ぶ際の比較ポイントとして、やはり親身になって相談に乗ってくれる業者が一番ということです。
喫煙スペースの立地や大きさは、会社や飲食店などさまざまです。あらゆるビジネスシーンでのパッケージ型喫煙ブースや屋内外喫煙スペースの提案をしている業者を選びたいですね。
設備の比較ポイントとしては、国が定めている基準をクリアした設計提案をしてくれることが重要ですので、入口風速を比較し、入口風速0.2m/h以上確保している設備が望ましいと思いました。またパッケージ型喫煙ブースは、社内、店舗内のオアシスの様な場所にもなります。
高性能なのはもちろんデザインにもこだわってみたいと思いました。以上の点を踏まえて、おすすめの業者4選を選びました。
どの業者もおすすめできる喫煙ブース業者ですので、是非ご参考ください。